鉄腕!DASH!! 洞窟編

おきなわワールド

2010年07月28日 19:55

日本テレビのTV番組「鉄腕!DASH!!」が関東圏で7/18日放送された。
「沖縄で大自然のトンネル いくつくぐれるか!?」というお題。

“くぐる”ということで、玉泉洞の未公開エリア「玉泉新洞」へ
城島リーダーとスタッフの皆さんを案内した。

いろいろなシーンを撮影し、地下川が流れる狭い場所を何箇所か通り、
最後は、白くて丸い鍾乳石「ケイブパール」を探して撮影は完了。

沖縄県内での放送は8/7日を予定。

くわしい内容はこちらに↓
「鉄腕!DASH!!」:「沖縄で大自然のトンネル いくつくぐれるか!?」
http://www.ntv.co.jp/dash/tetsuwan_new/past/2010/0718/02/08.html

我々ケイバー(洞窟探検をする者)があたりまえのように使っている言葉でも、世間一般に通じないものもあり、戸惑うこともたまにある。
今回の撮影中も「この先が例の“ひょっとこ”の場所です」と言ったら、ひょっとこ?何ですかそれ?と聞き返された。

「ひょっとこ」とは水没しかかっている狭い空間を、水面から口と鼻だけを出して突破することをいい、そのときの顔が、ひょっとこのそれに似ているところから名づけられた。
例えば、このようなかたちで使うことがある。

「ひょっとこでシュノーケルは使えない。さきっぽが天井につかえて溺れかけた。」
「ひょっとこより先は水没している。だが水くぐりしたら突破できそうだぞ。」
「4回ひょっとこして、さらにその先も洞窟はずっと続いていた。」

“ひょっとこ”とは、我々の使いなれた言葉のひとつであり、それは「困難だが、まだ奥に行くことができる」という希望に満ちた意味合いを持っている。新しい洞窟を追い求めて探査するときなどは特にそうだった。“ひょっとこ”とはそんな言葉である。(お)




“ひょっとこ”をする状況。
天井と水面との間には5センチくらいの隙間がある
仰向けで水面から口だけ出して突破する
ひょっとこ顔になる


無事に通り抜け、さらに空間が続いているとわかったときは、
未知のエリアであればあるほど、何とも言えない満ち足りた気持ちになる

※上2枚の写真は、以前、玉泉新洞へ行ったとき一緒に行ったハブ博物公園ショーマン「K」の、“ひょっとこ”関門を突破する勇ましい姿。鉄腕DASHとは関係ない。
 

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