武芸洞の人骨たちは いま
2009年1月8日
今日は、わけあって沖縄県立博物館・美術館へ行ってきました。
明日から始まる「発掘された日本列島2008」の展示準備追い込み忙しい中、
藤田さんと山崎さんを訪ねました。
わけありの用事も済んだころ、
「武芸洞から発掘された骨が今どうなっているか見てみますか?」というお二人のご好意にあまえて、
研究室へ見に行きました。
石棺墓のなかにいらっしゃった長老の頭骨は、鼻の中の骨までもが残っている素晴らしい保存状態
石棺墓の長老の下顎骨と、武芸洞第3区から出土した下顎骨との比較
下顎をつけると、こんなお顔に
これがガンガラーの谷の長老の素顔だ!
貝珠のブレスレットをはめていた長老の左手は不自由だったようだ
左手首あたりの骨には、それをしめす痕跡が残されている
発掘調査は始まりにすぎず、研究はこれからなんだなと思いました。
1月9日から3月1日までの期間、「発掘された日本列島2008」展が沖縄県立博物館・美術館で開催中です。
ガンガラーの谷内の「武芸洞」の発掘調査速報(貝珠のブレスレット展示中)もあります。
詳細はこちらをご参照ください。
http://okinawaworldnews.ti-da.net/e2393098.html
県博ではバックヤードツアーもやっています。おそらくかなりいいのでは・・・、と個人的に思っております。
今回、人骨のある研究室へたどりつくまでに、プチバックヤードツアー的な体験もさせていただいて、とてもたのしかったので。(お)
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