「港川人発見の旅」バスツアー

おきなわワールド

2009年11月26日 15:10

先日、「港川人発見の旅」バスツアーに乗りました。(沖縄バスの企画)

バスに同乗するのは、「おきなわ石の会」会長の大城逸朗先生(理学博士)
沖縄の地質、古生物学の先駆者的存在で、宮古島のピンザアブ遺跡から発掘された
旧石器人「ピンザアブ洞人」の発見者でもある方です。


「港川人(18000年前のヒト)」の頭蓋骨のレプリカを持つ
大城逸朗先生


まずは「港川フィッシャー遺跡」へ



フィッシャーは割目の意
琉球石灰岩の採掘場跡に遺跡がある
高さは20メートルくらいでヤンバルクイナ、イノシシ、シカなどの骨が発掘されている
割れ目の底あたりで、港川人の骨も発見された。




つぎは、具志頭浜へ

具志頭浜の上にあるグスクから太平洋を望む
港川人が生きていた時代、氷河期だったため、この海の海水面は100メートル以上も下にあったとのこと。
沖縄島は今よりもかなり巨大な島だったということになる。


港川人は、どんな船でこの島へ渡ってきたのだろうか?


おきなわワールドのレストランで食事後は、

隣の、ガンガラーの谷へ
ケイブカフェの中へ光が・・・。


ケイブカフェで洞窟の話
雰囲気よし


ガンガラーの谷を抜けて
今回のバスツアーの最終目的地「武芸洞遺跡」の発掘調査中の現場へ


発掘調査で見つかった石斧をみるツアーのみなさん
調査中の研究員の方からお話を聞く



今日のバスツアーは、港川人フィッシャー遺跡という、普段は入れない遺跡からはじまり、
具志頭浜で、彼らがどこからやってきたのかということに思いを馳せ、
そして、ガンガラーの谷をぬけて、「武芸洞遺跡」発掘調査中のところをなまで見学して、
しかも今そこで掘っている研究員の方に直接お話を聞けました。


大城逸朗先生、楽しくて分かりやすく、そして熱い解説、ありがとうございました。



※「港川人発見の旅」武芸洞遺跡発掘調査見学会バスツアー
 お問い合わせ先: 沖縄バス ℡098-861-0083



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