てぃーだブログ › 神秘の鍾乳洞「玉泉洞」 › 洞窟関連の本や映画

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Posted by TI-DA at

2013年03月15日

映画の中の洞窟 『地獄の変異』

『地獄の変異』

ルーマニアの前人未到の洞穴で、探検家一行に超攻撃的人型生命体が襲いかかるパニック・アクション・ホラー。




原題:THE CAVE
製作国:アメリカ / ドイツ
製作年:2005 (日本公開:2006)
配給:GAGA

監督:Bruce Hunt ブルース・ハント
製作:Tom Rosenberg トム・ローゼンバーグ / Gary Lucchesi ゲイリー・ルチェシ / Andrew Mason アンドリュー・メイソン

あらすじ:
 ルーマニア・カルパチア山脈奥深く、巨大洞穴が発見された。
中世ヨーロッパで活躍したテンプル騎士団を滅ぼした“翼をもった悪魔”が住むとされるその伝説の洞穴は、140キロメートル以上の長さを持つ超巨大ケイブシステム。
調査するために早速、常に冷静なジャック(コール・ハウザー)を筆頭に、潜水能力に長けている直情型の弟のタイラー(エディ・シブリアン)や、男勝りな性格のチャーリー(パイパー・ペラーボ)など個性派ぞろいであるプロのダイバーチームが呼び寄せられる。
ルーマニアの現地に到着したジャックたちは、洞窟研究の第一人者であるニコライ博士(マーセル・ユーレス)と生物学者のジェニングス(レナ・ヘディ)、そしてカメラマン担当のアレックス(ダニエル=デイ・キム)らと合流し、洞穴奥深くに踏み込む。調査は順調に見えた。
だが、奥部を偵察していたブリッグス(リック・ラバネロ)の通信が途中で途絶える。
さらに偵察にあたったストロード(キーラン・ダーシー=スミス)が、何かに食い散らかされた動物の死骸を見つけた瞬間、突然目の前に現れた謎の生物に引きずられ、手放した水中スクーターが岩場に衝突して爆発を起こしてしまう。
しかもこの爆発によって岩石が崩れ、外界に戻る入り口がふさがれてしまった。
調査隊一行は、自力で脱出するべく、出口を見つけるために先へと進む。
一方で彼らは、洞穴に生存する特有の動物の死骸から細胞を採取する。
恐ろしいことに、自分たちをも襲った生物には強い寄生能力があった。
次第に増していくジャックの言動や指示の不確実さとこれまでの状況から、ジェニングス博士は恐るべき仮説へと到達する。
果たして恐るべき怪物の正体は?

↑ KINENOTEより



この映画には、水中洞窟の写真・映像作家のWes Skiles(ウェス・スカイルズ)やケイブダイビングの技術顧問としてJill Heinerth(ジル・ハイネス)、セイフティマネージメント担当としてSteve Bogaerts(スティーブ・ボガート)らが参加している。
各氏ともアメリカのケイブダイバーとして著名な人達で、そのためケイブダイビングのシーンは本格的なものとなっている。
キャラクターデザインはPatrick Tatopoulos(パトリック・タトポロス)が担当しており、全体像をはっきり見せない撮影手法とあいまって、洞窟に適応進化したクリーチャーデザインも何とも言えない雰囲気を持っている。
実際の撮影はメキシコなど各地の洞窟で行っているようだが、舞台となる地域がルーマニアという設定が渋い。(お)




  

Posted by おきなわワールド at 19:46Comments(0)洞窟関連の本や映画

2013年02月22日

映画の中の洞窟 『SANCTUM』



「タイタニック」「アバター」など数々の大ヒット作を誇るジェームズ・キャメロン。
彼と共に映画製作を手がけてきた水中探検家・映画作家のアンドリュー・ワイトが
閉じ込められたある洞窟での実体験をベースにした壮大なアドベンチャー映画。

人が足を踏み入れてはならない「聖域」を意味するサンクタムに閉じ込められたベテランダイバーたちが、
ダイビングやクライミングを駆使して、命懸けで脱出を試みる姿を、3D映像によって臨場感たっぷりに描き出す。

製作総指揮はジェームズ・キャメロン、監督は本作でハリウッドデビューを飾った期待の新星アリスター・グリアソン。
主役のフランク役を演じるのは「M:I-2」、「ムーラン・ルージュ」のリチャード・ロクスバーグ。
そのほか、「ファンタスティックフォー」シリーズのヨアン・グリフィズ、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の
アリス・パーキンソンらが極限状態の中で生まれる人間ドラマを見事に演じきっている。

父フランクに対して複雑な思いを抱く息子のジョシュ役には、オーストラリアの若手俳優・リース・ウェイクフィールド起用。
父と息子の尊敬と背反、成長と対立も本策の見所の一つ。

「アバター」のために開発したフュージョン・カメラ・システムを厳しい環境下の撮影に耐えられるようにキャメロン自らが
改良を加えた今作品。激流に押しつぶされる感覚や洞窟内の息の詰まる閉塞感など、
観客はあたかもそこに居るかのような錯覚に陥る。
キャメロンが「他に類を見ない」と断言する映像体験は、興奮と感動を呼び起こすこと必至。



※映画「サンクタム」ファンサイトより
http://sanctum-movie.jp/



ケイビング(洞窟探検)を行っている者にとっては、洞窟探検のリアルな演出が共感でき、
よい映画だったと思う。
ある狭い層の人々にしか理解されないこだわりすぎる映画は、万人受けしないので
低い評価をうけることがままあるが、この映画も多少そんな扱いを受けている気がする。(お)




  

Posted by おきなわワールド at 18:23Comments(0)洞窟関連の本や映画

2012年07月23日

日本唯一の洞窟情報誌

日本唯一の洞窟情報誌『ケイビングジャーナル』というものがある。
洞窟探検に関する情報が載っている。
日本の洞窟探検家(ケイバー)御用達の情報誌であり、
日本洞窟学会の公式な情報誌でもある。
どのページも洞窟関連の内容で埋められており、それ以外のことは書かれていない。
国内・海外の洞窟探検の動向が記載され、最新情報や各クラブの活動状況なども記載している。
広告欄も洞窟装備の商品PRや観光洞のPRが主である。

洞窟探検を趣味とする者の国内人口は数少ない。
そのため、ケイビングクラブなどがない地方のケイバーにとって、
この冊子がコミュニケーションの場、もしくは精神的な支えとしての
役割を担っているところもあるように思える。われわれにとっては
必要不可欠な冊子である。(お)





『ケイビングジャーナル』 (2012年8月 #45)  

Posted by おきなわワールド at 20:23Comments(0)洞窟関連の本や映画

2009年06月29日

NATIONAL GEOGRAPHIC 6月号

NATIONAL GEOGRAPHIC 6月号に、
アメリカ合衆国のケイバー(洞窟探検家)の記事が掲載されています。


NATIONAL GEOGRAPHIC 6月号 表紙  続きを読む


Posted by おきなわワールド at 12:00Comments(0)洞窟関連の本や映画

2009年03月12日

『洞窟探検入門』



『洞窟探検入門』
エリック ジッリ著
本多 力訳
白水社 2003

「洞窟探検」を経験したことのない者でも、この洞窟探検の奥深い世界を知ることができる一冊である。
また、洞窟探検のなんたるかを知っている者も、この一冊を手にするべきである。
体系的に整理された知識により、余分なものをそぎ落としてくれるはずである。


本屋で立ち読みする時は、この2つから読んでみてください。

・第一章「洞窟を探す」 Ⅰ聞き込み調査 Ⅱ文献による調査 Ⅲ実地による調査
・第七章「熱帯の洞窟に入る」 Ⅰ固有の問題 Ⅱキャンプ生活 Ⅲ探検の難しさ Ⅳ原住民との交流

洞窟探検の醍醐味はいろいろあるが、とくに、これらです。(お)
  


Posted by おきなわワールド at 21:12Comments(0)洞窟関連の本や映画