琉球新報 『沖縄の旧石器文化を探る』

おきなわワールド

2012年11月01日 14:05

『沖縄の旧石器文化を探る』というタイトルで
10月30日から琉球新報の特集記事が組まれている。


サキタリ洞遺跡で1万2千年前の石英製石器と人骨(歯)がセットで発見された国内初の事例が、
10月19日の記者発表で全国で話題となったが、
その発掘調査チームのひとり、沖縄県立博物館・美術館の山崎氏が、
今回の特集で3回にわたって執筆している。
(10/30日~11/1日)


記事は、山崎氏が旧石器時代の研究を志すきっかけとなったエピソードや、
サキタリ洞遺跡での国内初の発見とその重要な意義、
日本の旧石器時代を代表する化石人骨「港川人」の発見者大山盛保氏の業績など、
今後の沖縄の旧石器時代研究への期待を膨らませてくれる内容である。


今後のサキタリ洞遺跡の発掘調査や旧石器時代研究への情熱を静かに心の裡に秘めながら、
大げさではなく、事実だけを淡々と語っておられる記事内容に、
山崎さんの考古学者としての真摯な姿が表れているような気がした。(お)



2007年から継続してガンガラーの谷内にて行われている
旧石器時代の人類の痕跡を探す学術的な発掘調査。
同調査に関連した催しがありますので、ぜひご覧ください。
↓↓↓

●大山盛保生誕100年記念特別シンポジウム「港川人研究と2万年前の沖縄」
日時:11月3日(土) 13:00~17:00  
場所:八重瀬町立中央公民館大ホール
 
●港川フィッシャー遺跡 特別一般公開
日時:11月3日(土) 10:00~17:00

●合同企画展「大山盛保生誕100年記念 発見への情熱」
・八重瀬会場(八重瀬町立具志頭歴史民族資料館) 
 10月23日(火)~1月20日(日)
・おもろまち会場(沖縄県立博物館・美術館 博物館企画展示室) 
 12月7日(金)~1月20日(日)




新聞記事(琉球新報 特集)
↓↓↓


10/30日の記事


10/31日の記事


11/1日の記事

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