2008年11月30日
発掘調査見学会!
本日も、沖縄は快晴!
青い空の下・・・・・そのもう少し下。
洞くつ・武芸洞の中では、今日も発掘作業が行われています!
『発掘調査 現地見学会』最終日の様子をレポートしますねっ。
朝早くから、たくさんの方々がお集まりくださいました。
「今朝の朝刊で見学会を知って、あわててやってきました!」という方も。
洞くつへ向かって階段を下ると・・・
石棺墓、そしてきれいに土を取り払われた人骨です。
発掘スタッフの解説に聞き入ります。
博物館の中、ガラスケース越しに眺めるようなものを、発掘現場で目近に眺められるというのは本当に貴重な体験です。
そして、発掘された動物の骨や土器片に触れながらの質問コーナー。
「どうして化石になるの?」
「簡単に見つけられる場所はどこですか?」
「化石は何個見つかりましたか?」
子どもたちの、素朴で難解な質問が続きます。
「土に埋められたのに、どうして鬼太郎は生き返ったの?」
発掘スタッフ・藤田さんを悩ませる質問も・・・。
宜野湾市から来てくれた夏海さん。
「貝殻が、どうして装飾品のブレスレットだと分かったんですか?」という質問をしてくれました。
歴史の教科書で、古代の墓から発見された貝殻のブレスレットを見て、ずっと不思議に思っていたそう。
「今日は装飾品の貝殻の実物も見られてので、参加してよかったです!」と笑顔で話してくれました。
豊見城市から参加してくれた翔太くん。
考古学にとても興味があるそうで、ひとりで県立博物館まででかけることも多々あるそう。
今日もとっても専門的な質問をしてくれました。
翔太くんの妹、由美ちゃんと従姉妹の青香ちゃん。
お兄ちゃんの影響なのでしょうか?2人ともとってもたくさんの質問をしてくれましたよ~。
今日で『発掘調査 現地見学会』は終了となりますが。
参加してくれた子どもたちが、ここで見たもの、感じたことを忘れずにいてくれたらいいな~と思っています。
見学会の解説の途中途中に、発掘スタッフの藤田さんが
「~。どうですか、みなさん。想像してください。」と話されていました。
遠い遠い昔の出来事。今、目の前には無い世界のこと。
「想像」することで、それが生き生きと目の前に広がっていくんだと思います。
発掘現場だけでなく、とても大切なことなんじゃないでしょうか。
今回、参加してくださった皆様、またスタッフのみなさま。
ありがとうございました。
次回は・・・港川人、ですよね?
Posted by おきなわワールド at 15:34│Comments(0)
│●洞窟発掘調査リポート 2008