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2008年12月01日

武芸洞発掘調査リポート 第二部 シャコガイとりあげ

武芸洞発掘調査 第二部

2008年12月1日


昨日の11月30日、武芸洞の発掘調査はひとまず終了し、
にぎやかだった武芸洞も、いつものひっそりとした雰囲気に戻っています。

調査団の皆さんが帰ったあと、県立博物館・美術館の藤田さんと山崎さんのお二人は、
引き続き武芸洞で発掘調査をしています。
第Ⅳ区石棺墓の人骨を取り上げる、最後の重要な仕事をするためです。



武芸洞発掘調査リポート 第二部 シャコガイとりあげ
土やら土嚢やらで完全に埋め戻された第Ⅲ区。
保全の為やむなし。


第Ⅲ区の発掘作業は終了。
第Ⅳ区石棺墓は、人骨取り上げ作業が残っていた。

武芸洞発掘調査リポート 第二部 シャコガイとりあげ
腰の部分にのっていたシャコガイを取り上げる。
分析のため、シャコガイの土も大切に持ち帰る。

武芸洞発掘調査リポート 第二部 シャコガイとりあげ
人骨の足元にあった貝をとりだす。そして、その裏を見る。
人工的に加工された穴が空いていないかどうかを確認する。

武芸洞発掘調査リポート 第二部 シャコガイとりあげ
シャコガイがのっていた腰骨付近。

武芸洞発掘調査リポート 第二部 シャコガイとりあげ
シャコガイを取り上げたあとの腰骨付近を図面におとしていく山崎さん。

武芸洞発掘調査リポート 第二部 シャコガイとりあげ
人骨の平面図と側面図が描かれている。



シャコガイの中の土までもラップにくるんで持ち帰る慎重さ。
発掘調査は、プロフェッショナルがやらないと、みつかるものもみつからない、という事をあらためて思いました。(大岡)




Posted by おきなわワールド at 00:00│Comments(0)●洞窟発掘調査リポート 2008
 
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