2008年12月02日
武芸洞発掘調査リポート 第二部 すべての骨があらわれた
武芸洞発掘調査リポート
2008年12月02日
今日もそとは天気がよく、武芸洞には静かな空気がひんやりとただよっています。

石棺墓の骨を図面におとす藤田さん
いよいよ取り上げ準備も最終段階
2008年12月02日
今日もそとは天気がよく、武芸洞には静かな空気がひんやりとただよっています。

石棺墓の骨を図面におとす藤田さん
いよいよ取り上げ準備も最終段階

今からいよいよ骨を取り上げる。

足・腰・肋骨などを取り上げたあと
なかなか残りにくい肋骨まで、きれいにまるまる12本残っていた。
保存状態の良い骨はコラーゲンも残っている可能性があり、
それを調べると、この人物が何を食べていたのかが、だいたい分かるそうです。
コラーゲン、残っているといいですね。(お)
後日譚
実はこの日、重要な発見がありました。
左腕から貝珠が着装状態で見つかったのです。
「着装状態で見つかったのは初めて。とても重要な発見だ」と山崎さん。
そして、沖縄県立博物館・美術館が平成21年1月7日に記者発表で貝珠の発見を公表しました。
1月9日から沖縄県立博物館・美術館で「発掘された日本列島2008」という展示が行われています。
沖縄県内の考古学関連のニュースとして「地域展」も同時に開催されてまして、そこで、武芸洞の発掘速報として貝珠などの展示もしています。

左腕から貝珠が見つかった。全部で12個。
写真中央の骨に小さな白い珠が2個のっているのが貝珠。
小さな数ミリの穴が空いていて、そこにヒモを通していたようだ。
針なんかがない時代に、小さな穴をどうやってあけたのか?
いまでは失われてしまったワザがあっただろうか?(お)
Posted by おきなわワールド at 23:00│Comments(0)
│●洞窟発掘調査リポート 2008