2009年11月03日
発掘調査はじまる!

昨年の調査の模様
一昨年、昨年に引き続き、平成21年11月16日(月)~30日(月)まで、「沖縄県立博物館・美術館」(調査主体)による武芸洞遺跡の発掘調査が行われます。
この遺跡は、港川人のような人類が居住していた可能性のある洞窟で、新たな人類化石の発見をめざします。
また、調査の合間には、昨年も好評だった現地見学会を11月28日(土)・11月29日(日)の2日間行います。
昨年は、石棺墓とその中に横たわっていた2500年前の人骨や、貝珠の腕飾り、6000年前の爪形文土器など、この小さな洞窟だけの調査にもかかわらず、大変貴重な発見が多数ありました。
「港川人」のような旧石器時代の人類化石が発見される可能性を秘めた武芸洞遺跡で、新発見に熱き思いを抱く人類学者・考古学者たちが、今年もまた発掘調査を行います。

武芸洞東側洞口の調査

発掘調査現地見学会

見学会 子供たちの感想(実際の人骨はうつぶせ)

石棺墓のなかに安置されていた2500年前の人骨

当時の新聞記事
■武芸洞遺跡 発掘調査
沖縄県立博物館・美術館では、港川人をはじめとする旧石器時代の人類化石が多く発見されている沖縄県の地理的特性をふまえ
さらなる発見をめざして南城市武芸洞遺跡の発掘調査を計画している。
場所:「ガンガラーの谷」内、武芸洞遺跡 (おきなわワールド隣接)
調査期間:平成21年11月16日(月)~11月30日(月)
調査主体:沖縄県立博物館・美術館
調査協力:南城市教育委員会、株式会社南都、おきなわワールド、ガンガラーの谷、沖縄県立埋蔵文化財センター
■発掘調査 現地見学会
発掘期間中、下記のとおり現地見学会を開催し、発掘現場を公開。地域の歴史を学ぶ一助としての特別企画
場所:「ガンガラーの谷」内、武芸洞遺跡 (おきなわワールド隣接)
期日:平成21年11月28日(土)・29日(日)
※午前2回・午後3回 計5回実施(各30分程度)
※開始時間10分前までに、おきなわワールド券売場前に集合してください。
午前の部 ①10:00~ ②11:00~
午後の部 ③13:00~ ④14:00~ ⑤15:00~
※雨天決行。公共交通機関運休の場合は中止。
Posted by おきなわワールド at 20:51│Comments(0)
│●洞窟発掘調査リポート 2009