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2013年03月10日

洞窟の鍾乳石 「ベーコン」

鍾乳洞では、さまざまな形をした鍾乳石が生成される。
気候、母岩の質の違い、地上の植生の違いなど、異なる環境によって、
さまざまなタイプの鍾乳石がつくられる。
それぞれの地域によって特色のある鍾乳石が存在し、おもしろい。


朝食の食卓に上るベーコンのような薄い板状の鍾乳石は、一般的に『ベーコン』という名称で言い表される。
どの地域でも見られる鍾乳石だが、縞模様が顕著であったり、ガラス細工のようであったりと、
鍾乳石を生成する際の滴のなかの成分などによって、いろいろな様相をみせてくれる。




洞窟の鍾乳石 「ベーコン」
「ベーコン」♯1 (玉泉新洞)


洞窟の鍾乳石 「ベーコン」
「ベーコン」♯2 (玉泉新洞)


洞窟の鍾乳石 「ベーコン」
「ベーコン」は天井や壁面に沿って造られる。 (玉泉新洞)


洞窟の鍾乳石 「ベーコン」
「ベーコン」が分厚くなったものは『カーテン』と呼ばれるようになる。
このベーコンは、その下方がつらら石になっている。 (玉泉新洞)



「ベーコン状カーテン」、「カーテン状ベーコン」あるいは「ベーコン・つらら石複合型」など、
鍾乳石の表現の仕方は、ヒトの主観によってさまざまに言い表され、言い様によっては鍾乳石の形態の分類・名称をいくらでもつくることができる。
その分類・名称をめぐって、ときには洞窟関係者のなかで言い争いになることもある。
どれも同じように見えるが・・・、と思うこともままあるが、
当事者たちにとっては笑いごとではなく、洞窟人生とプライドをかけた重要な問題なのである。(お)







Posted by おきなわワールド at 19:07│Comments(0)洞窟関連の話題
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